今回は、現役青学生であるワタシが「一年次後期に使っていた時間割」を例に履修登録の手順とコツを伝授していきます!
この記事を読めば、青山学院大学の履修登録の特徴を押さえ、コツを知ることで自分に最適な時間割を作ることができるようになります。
新一年生向けに、わかりやすく紹介しているので是非参考にしてくださいね。
以下の記事では、時間割作りに手を付ける前に知っておきたい考え方について解説しているので、合わせて読んで頂くとよい理解が深まります!
はじめに、青山学院大学独自のシステムである「青山スタンダード科目」について説明していますが、すでに理解しているという方は青山学院大学講義の選び方から読み進めて見て下さいね。
青山学院大学時間割の特徴を押さえよう!
青山学院大学の講義は大きく青山スタンダード科目、外国語科目、専門科目に分けられることができます。一つ一つ見ていきます!
以下の記事では、青学の一年生がやるべきことを7つ紹介しています。ぜひ参考にして今後の大学生活に役立ててください。
青山スタンダード科目
まずは、青山スタンダード科目について理解しましょう。これが理解出来ていないと時間割作成に手を付けることが出来ないのでしっかり読み込むようにしましょう。
青山スタンダード科目は、一年次から履修できる「教養コア科目」(下記8科目)と、二年次から履修できる「テーマ別科目」(種類豊富)に分けることができます。
領域 | 教養コア科目名 | 履修年次 | 単位数 |
人間理解関連科目 | 自己理解(総合) | 1〜4 | 2 |
自己理解(個別) | 1〜4 | 2 | |
社会理解関連科目 | 現代社会の諸問題(総合) | 1〜4 | 2 |
現代社会の諸問題(個別) | 1〜4 | 2 | |
自然理解関連科目 | 科学・技術の視点(総合) | 1〜4 | 2 |
科学・技術の視点(個別) | 1〜4 | 2 | |
歴史理解関連科目 | 歴史と人間(総合) | 1〜4 | 2 |
歴史と人間(個別) | 1〜4 | 2 |
そして、青山スタンダード科目では卒業までに、4領域の中からそれぞれ1科目以上を修得する必要があります。
そのうち2領域は、「教養コア科目」(上記8科目)の中から修得、あとの2領域は、「教養コア科目」(上記8科目)、もしくは2年次から履修できる「テーマ別科目」の中から修得します。
※同一の領域にて、教養コア科目の「個別科目」と「総合科目」の両方を履修することはできないので注意をしましょう。
個人的には一年次のうちに教養コア科目を2つとって置くのがおすすめ!
- 教養コア科目は、卒業までに2つ以上取らないといけないから
- 二年次からはゼミやインターンなど忙しくなる可能性があるから
- 一年次にフル単で進級したら後で楽になるから
- 一年次はそもそも履修できる講義が少ないから
- 一年次は教養コア科目を取らずしてフル単が厳しいから
一年次にこの青山スタンダード(教養コア科目)をどれだけ取るかによって、二年生以降の忙しさの度合いも変わってくるので一年生から積極的に履修に組み込むようにしましょう。
外国語科目
外国語科目とは、必修となっている「英語講義」のことを指します。
toeicテストの結果で分けられたクラスがこれに当たります。
こちらの記事では、英語講義がどのようなものか、toeicテスト結果の影響について紹介しているので良かったら参考にしてください。
外国語科目に関しては必修となっていて、自分で決めることではないのでここでは、英語講義であることが理解出来ていればOK!
次に専門科目についてです。
専門科目
専門科目とはその名の通り、学部・学科ごとに設置されている専門的なことが学べる科目のこと。
A群.B群.C群…とさらに細かく分けられ、それぞれ卒業要件単位が示されています。授業要覧を確認してみましょう。
中には、一年次に必修として自動的に時間割に組み込まれているのものがありますが、それ以外はほとんどが二年次から履修することができるもの、
そのため、二年次に積極的に取りたい科目と言うことができます。
青山学院大学講義 探し方3つ
青山学院大学の講義について理解できたら、次に講義の探し方について見ていきましょう!
講義の探し方は以下の3つ。
- 授業要覧
- 講義内容検索
- うわさ
講義の探し方1:授業要覧
講義を探す上でほとんどの講義を授業要覧から探すことになります。
授業要覧の、授業科目配置表・外国語科目・専門科目のページから見つけましょう!
講義の探し方2:講義内容検索
講義内容検索は、主に授業要覧から見つけた講義の情報を見るために使われますが、講義を探す上で利用することもできます。
その利用方法は、教員名・曜日・時限・授業方法(対面・オンライン〉などから絞り込みをかけて探す方法です。
曜日・時限から絞り込みをかけて探す方法は、空きコマを埋めるときなどに重宝します!
講義の探し方3:先輩や友達のうわさ
探し方というと語弊がありますが、3つ目に先輩や友達などからのうわさを参考に講義を探すということもできますね。
おすすめを聞いて履修するだけでなく、以下から紹介する「青山学院大学講義 選び方6つ」を参考に、自分でもどんな講義なのか確認するようにしましょう。
青山学院大学講義 選び方7つ
授業要覧や講義内容検索から自分の履修することができる講義を確認したらそれらを比較し選ぶ必要があります。
「青山学院大学講義 選び方」は以下の7つ。
- 講義内容
- 講義形式(オンライン・オンデマンド・対面)
- 教材の有無、値段
- 成績評価方法
- 裏シラバス
- 先輩のうわさ
- 試しに受ける[仮履修登録期間の活用]
上記7つすべてを見て選んでいては日が暮れてしまうのである程度選択肢が絞れてきた段階で、自身の重視したいポイントを主に見ていくと良いでしょう。
それでは、重要になりそうな観点から一つ一つ見ていきましょう!
講義の選び方1:講義内容
大学での学びは主体的であるべきです。講義を選ぶ上で、学びたい内容を学ぶことが一番大切だと思います。
そのために、講義内容から選んで見ましょう。
講義内容検索サイトの「講義概要」「達成目標」「授業計画」「その他(先生のコメント)」を参考にすることができます。
講義の選び方2:講義形式
講義が対面なのか、オンラインで行われるのか、オンデマンドで行われるのかという観点は講義を選ぶ上で大事な指標になってくると思います。
講義形式は、講義内容検索サイトで確認することができます。
以下からそれぞれの講義のメリットやデメリットなどの特徴を見ていきましょう。
対面講義の特徴
対面講義は、その名の通り「教室で対面する講義」のことです。
出席率をチェックされることが多く、オンラインやオンデマンドではできない「グループワーク」や会話をメインに講義を行うことが多いです。
そのため、交流の機会となるのが大きな特徴です。
デメリットとして挙げられるのが「1限が対面だときつい」でしょうか。
朝早く起きて準備しなくてはいけないというところでどうしても面倒になります。ワタシも1限に対面講義があるときは時折サボっていました。笑
オンライン講義の特徴
オンライン講義では、「顔を出して友達と会話をする参加型のオンライン講義」と「先生の話を聞くのみの視聴型のオンライン講義」に分けることができます。
対面講義と違って学校に行く必要ないところがメリットと言うことができるでしょうか。家以外にも学校のオンライン講義スペースや喋っても差し支えないカフェなどで受けることもできます。
オンデマンド講義の特徴
最後にオンデマンド講義は、いつでもどこでも受けられることから、時間に迫られるプレッシャーやたとえ聞き逃したとしても繰り返し聞くことができるという特徴があります。
すべてを対面講義やオンライン講義で固めてしまうより、時間割にオンデマンド講義をうまく取り入れることで時間に余裕ができた柔軟性のある時間割にすることができると思います。
講義の選び方3:教材の有無・値段
続いては、教材の有無・値段で選ぶ方法です。
講義によっては、教材をプリントで配布されたり、教材を買わされたり、そもそも教材がなかったりします。
教材は一冊数千円ほどかかることが多く、教材を買わされる講義ばかり選んでしまうとかなりの出費になるため、講義を選ぶ際に、教材は買わなくてはいけないのか、それはいくらするのか確認することを推奨します。
教材の有無は講義内容検索で確認することができます。
講義の選び方4:成績評価方法
講義を選ぶ一つの基準で「成績評価方法」から選ぶ方法があります。
成績評価方法の種類や特徴、特定の人におすすめの成績評価方法などを紹介しているので是非参考にしてくださいね。
講義の選び方5:裏シラバス
裏シラバスとは、試験内容や単位の取りやすさといったことを口コミで見ることができるサイトを指します。
裏シラバスを活用して青山学院大学の講義をチェックしてみましょう。学生の生の声が集まっているのでとても参考になると思います。
ただ、講義によって口コミが集まっていないものも多数あるので、もしあれば参考にするという形で履修する前に一度見てみるといいかもしれません。
裏シラバスは、「裏シラバス 青山学院大学」と調べればサイトに飛ぶことができます。
講義の選び方6:先輩のうわさ
履修登録を終えるまでに何かしらの機会で先輩と交流をする機会があると思います。(インスタグラムなどのSNSで繋がるのもアリ!)
そうなれば、
「おすすめの講義」や「おすすめしない講義」を聞いてみましょう!
先輩に直接講義のうわさを聞くことができれば信頼できる情報を得られるかもしれません。
講義の選び方7:試しに受ける[仮履修登録期間の活用]
青学では、履修登録期間が設けられていてその期間であれば「試しに講義を受けてみる」ことができます。
自分の時間割を管理することができる「コースパワー」というサイトで仮登録をすることで受けることができます。講義を試しに受けてみることで「先生の雰囲気」や「講義の説明」を聞くことができます。
仮履修登録期間は、何個でも試しに受けることができるのでおすすめです!
青山学院大学生の「時間割作成手順例」
ここからは、本題である青山学院大学の時間割をどのように作っていけばよいか、ワタシが実際に一年時後期に使っていた時間割を例に最適な手順や、コツを紹介していきます。
時間割作成の大まかな流れは以下の通り。
- 必修講義科目を確認し空きコマをチェック
- 講義を探し・選ぶ
- 「授業時間割表」の登録番号表示を確認する
- 抽選に申し込むあるいは登録する
※以下の画像が、完成図です。
手順1:必修講義科目を確認し「空きコマ」をチェック!
まずは、自身の必修講義を確認しましょう!
必修講義科目の種類は以下の通り。
- クラス分けされた英語講義科目
- 選択した第二外国語の講義科目
- 所属する学部の専門講義科目
必修講義科目は、自由に決めることができず、大学側が自動的に決めます。
ワタシの場合は以下の通り。月曜日の1限と金曜日の1限に当たってしまいました。こればっかりは運が悪かったとして言うことが出来ませんね。笑
- 必修講義を加えた。
ここで、やらなければいけないことは「空きコマを確認すること」
空きコマを確認する理由は、時間割を作っていく上で空きコマを埋めることを意識するため!
空きコマはやることがなく、時間効率が非常に悪いです。ワタシも特に空きコマを埋めることは重要視しています!
ワタシの場合は、月曜二限・木曜四限でしたね。自分の空きコマを確認できたら次に進みましょう。
手順2:講義を探して選ぶ
ここからは、講義を探し、選ぶ作業に入っていきます。特に時間がかかる作業です。
一年次は、履修することができる科目が少ないので青山スタンダード科目や専門科目を中心に探していきます。
科目は他にもテーマ別科目や他学部科目があります。
特に優先順位はなく、取りたい講義を選ぶことが出来たら、その都度時間割に組み込んで行きましょう。今回はわかりやすいように以下から講義種類別で見ていこうと思います。
教養コア科目(青山スタンダード科目)
前述の通り、教養コア科目は一年次に2つ以上を取ることをおすすめします。
すでに紹介済みの講義の探し方・選び方を駆使して自分の取りたい教養コア科目を見つけましょう。
※教養コア科目はすべての講義が抽選であるため、第2希望・第3希望までしっかり決めて置くようにしてください。希望を決めておいて抽選に外れたら妥協しながら選んでいくというイメージ。
一年次に2つ取れれば充分なので、前期に取れなくても後期にも抽選があるので焦らなくてOK!
ワタシの場合、抽選に受かった教養コア科目は以下の2つ。(赤色)
- 教養コア科目を加えた。
- 水曜一限の教養コア科目はオンライン講義であるため許容範囲
専門科目(学科別)
専門科目は、A群,B群,C群…といったようにさらに細かく分類され、学科の専門的な内容が学べる科目です。
青スタとは違い、同じ学部生・学科生がほとんどです。(中には他学部からの生徒も受け入れている講義もあります。)
専門的な科目であるため、単位の取得難易度や先生の評判などが分かれやすい特徴があります。そのため、慎重に選ぶようにしましょう。
※教養コア科目と違う点は、抽選で決まる講義とそうでない講義がある点です。「〜年度授業時間割表」を確認してみましょう。
ワタシの場合専門科目は以下の2つ。(紫色)
- 専門科目を加えた。
- 木曜四限の空きコマを埋めることができた。
- 金曜三限の講義は楽単である情報を入手したので加えた。
他学部科目
ここまでで、教養コア科目・専門科目を選び、ある程度時間割は完成してきましたが、空きコマが埋まっていなかったり、単位数が少なかったりしています。
そこで、「他学部科目」を探していくことにします。
※他学部科目で取得できた単位は決して無駄になるわけではなく、卒業要件単位表の自由選択科目に分類されます。
他学部科目は、その学部の生徒が大半を占めているためその分講義の情報が得られにくかったり、相談する相手も見つかりづらかったりする特徴があります。
ただ、他学部に入り込むのは怖いと思っても、ワタシは勇気を出して履修してみることをおすすめします。それは、他学部の雰囲気を知ることができたり、友達ができたりする可能性があるからです。
ワタシも以下の通り2つ履修しましたが、少し変わった経験となって履修してよかったと感じています。
- 他学部科目を加えた。
- 月曜二限を埋めることができた。
手順3:授業時間割表の登録番号表示を確認する
手順2で講義を探し、選ぶ作業を終えました。
そしたら次は、授業時間割表からその講義を探し、登録番号表示を確認します。
授業時間割表は、学生ポータルサイトの左欄から探しアクセスしてみましょう。PDF版を見ることができます。
登録番号表示は簡単に紹介すると以下のようなイメージ。詳しくは履修案内を確認してみてください。
登録番号表示 | 履修登録方法 |
数字5桁 | 登録ができる科目 |
+++++ | Webで抽選または選考を行う科目 |
***** | Web以外で抽選または選考を行う科目 |
##### | 大学側が登録を行う科目 |
ーーーーー | 受講が許可された学生のみ登録ができる科目 |
ほとんどが、上2つ「数字5桁」もしくは「+++++」で示されていると思います。
「数字5桁」であれば抽選なしに登録可能。「+++++」であれば抽選が必要であることをおさえておけばOK!
手順4:抽選に申し込むあるいは登録する
手順3で抽選が必要か、そうでないか確認出来たら次の作業に入ります。
抽選であれば、抽選結果が出るまで時間割が確定しないため、その間に「外れた場合に履修する講義」を決めておくか、練り直すということを決めておきましょう。
抽選の申し込み、講義登録は、学生ポータルサイトの左欄から、「履修登録」にアクセスし、制限科目申請という項目から行うことができます。
最後に:青山学院大学は時間割の自由度が高い!
抽選結果が出たらこれで時間割の完成です。
イメージとしては、自分の必修講義の周りにくっつけるイメージで作ることができればまとまりのある時間割が作ることができます。水曜1限の講義はオンライン講義であるため、週3で登校する時間割になりました!
再度、履修登録の手順をまとめておきます。
- 必修講義科目を確認し空きコマをチェック
- 講義を探す
- 授業要覧
- 講義内容検索
- うわさ
- 〜年度授業時間割表
- 講義を選ぶ
- 講義内容
- 講義形式(対面・オンライン・オンデマンド)
- 教材の有無・値段
- 成績評価方法
- 裏シラバス
- 先輩のうわさ
- 試しに受ける[仮履修登録期間の活用]
- 「〜年度授業時間割表」から登録番号表示を確認する
- 抽選なら応募、抽選でないなら登録をする
※時間に余裕があれば、二年次、三年次から履修することができる講義の中で取りたい講義を選んでおくことをおすすめします。なぜなら、履修条件という項目に「〜の単位を取得済み」であるとか、「〜活動経験アリ」などの条件が指定されることがあるため事前に知っておいた方が良いからです。詳しくは、講義内容検索の履修条件の項目と、授業要覧を読み込んで見ましょう。
青山学院大学は他の大学に比べ、時間割作成の自由度が高いです。そのため、自分の好きな講義を選ぶことが出来る反面、時間割作成にかなりの時間を要するのも事実です。
そんなときに是非今回の記事を少しでも参考にしてくれれば嬉しいです!では!