大学では、講義によって「成績評価方法」が違います。
それは、選択科目を決める大きな指標になると思います。
そこで、今回は現役大学生の私が様々な成績評価方法を踏まえ、重視するべき点などを紹介したいと思います。
はじめに前提として、これから紹介する4種類の成績評価方法はどれも良い点、悪い点があるため、偏って履修することはおすすめしません。
後ほど、特徴を踏まえ説明いたします。
以下の記事では大学一年生の内にやるべきことを紹介しています。是非参考にしてくださいね。
目次
大学の成績評価方法は主に4種類!
成績評価①:テストの特徴
英語や第二外国語などの必修の講義に多く見られる、最も一般的な成績評価方法。テスト期間に行うものと授業日の最後の日に行う2種類がある。
テスト評価の良い点
先輩やその講義を受けたことがある人からの噂をテストに活かすことができる。
テスト100%で成績評価を付けることが少ないため、単位を取ることを目標にした場合、テストでは100点を狙う必要がない。
テスト評価の悪い点
一発勝負で決まるため、リスクが高い。その分時間をかけて準備をすれば、他の科目をおろそかにしてしまう。
毎回の講義で、要点を聞いておく必要がある。
成績評価②:レポートの特徴
前期末、期末に数千字の量のレポートを提出する。講義に関連する著書を読むパターンがある。(文学部・法学部に多い)
レポート評価の良い点
レポート課題の内容が事前に知らされていたり、提出時期がテスト期間の前後になっていたりすることが多いため、講義時間内やテスト期間外に取り組むことができる。そのため、比重を分散させることができる。
レポート評価の悪い点
著書を用いてレポートを書くパターンは、自分で著書を買わなければならかったり、そもそも読むのに時間がかかってしまうことがある。
成績評価③:平常点の特徴
毎回の講義で数百字または、好きな分だけの小レポート、感想といったレスポンスシートや課題の提出。出席率によって評価される。
多くの講義科目に何%かは含まれる。平常点だけで成績を評価する講義ももちろん存在する。
平常点の良い点
講義内容が特段難しくなければ、講義中に済ませてしまったり、数分で終わるものが多いため楽。
平常点の悪い点
毎回の講義に出席しなければならない。小さな評価の積み重ねであるため、忘れてしまうことがある。
成績評価④:課題プリント・小テストの特徴
講義で学んだ内容を生かして、課題に取り組み提出をする。その正誤によって評価される。
課題プリント・小テストの良い点
オンラインで提出の場合、問題が公開されていて、かつ提出期間が設けられていることが多い。そのため、毎回の講義で理解できていなくても、その時の応急処置的な勉強でなんとかなる。友達と協力することができる。
テスト期間ではなく、授業期間に提出することが多いため、比重を分散することができる。
課題プリント・小テストの悪い点
何もお知らせがなく、講義内で突然実施される場合があり、勉強をおろそかにしていた時に注意が必要。ある程度理解しながら、毎回の講義を受ける必要がある。
数回かに分けて行われるため、日々の忙しさや気の緩みによって忘れてしまうことがあり、単位取得に大きく影響してくる。
自分にぴったりな成績評価方法の選び方
出席することが苦手なら平常点はきつい
中には、朝が苦手で1・2限の時間に起床することが苦になってしまったり、出席するモチベーションが続かなかったりする人もいると思います。そういう人におすすめなのは、「平常点の割合が少ないもの」です。平常点の小さな評価の積み重ねであるという特徴を避け、他の方法で評価を獲得するためです。
ただ、筆者が通う大学では、どの講義でも3分の2以上の出席がなければ単位を取得できないというルールがあるため、そのようなルールが自分の大学にもあるかどうか調べてみると良いと思います。
友達と一緒に履修するなら課題プリント・小テスト!
友達と同じ講義を一緒に履修する場合には、「課題プリント・小テスト」がおすすめです。課題プリント・小テストは、その内容が公開されてから提出期限まで日数が開けられていることがあるという特徴があるため、友達と協力することができます。
レポートは誰かと内容が酷似している場合に、単位を落としたり、その後の大学生活に支障をきたすことがあるため、注意が必要ですが、課題プリント・小テストの場合答えが一つの問題であるため、不正がバレません。この点は抑えておくべき特徴だと思います。
まとめ:おすすめの成績評価方法は?
最後に、筆者のおすすめの成績評価方法を紹介したいと思います。
前述していますが、その前に講義を選ぶ上で大切なことはやはりバランスを取ることです。
自分の時間割の中で、レポート評価の科目が多ければ、文字を書くことに疲れてしまうし、テスト評価科目が多ければ、テスト期間にきつくなってしまうということになりかねません。
「それはわかったよ。」「その中でおすすめを教えてくれ、」という声聞こえています。
わかりました。
ここまで紹介してきた中で筆者が、特におすすめの成績評価方法はずばり「平常点」です。
繰り返しになりますが、平常点とは毎回の講義で数百字または、好きな分だけの小レポート、感想といったレスポンスシートや、課題の提出。出席率によって評価されるという特徴があります。そのため、数千字のレポートや、何時間も勉強をして臨むテストで評価されるよりも、毎回の講義で少しずつ与えられたものを提出するだけで良いんです。
筆者は、これまでの大学生活の経験から明らかに、成績評価方法を指標に選択科目を選ぶときは、平常点の割合が大きいものを選ぶことをおすすめします。
成績評価方法は、選択科目を決定する大事な指標となるので、今回の内容を参考に自分なりの時間割を作り上げ、大学生活を有意義にしてほしいと思います。
以下の記事では成績評価方法の他に講義・時間割を作る上で参考にしたい視点を紹介しているので良かったら見てくださいね。